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ともだちの選び方

こんにちは。病態生理・薬物治療担当川上(絢)です。
最近、20世紀少年を読みました。
1巻読み終えるとどうしても続きを読みたくなるおもしろさでしたので、
出張の移動時間に読んでおりましたら、
いつの間にか全巻(22巻+2巻)そろってしまいました。

一応、科学漫画ですので、20世紀少年は、
東京校に寄付させていただきます。
良かったら読んでください。

さて、20世紀少年を読んでブログのテーマが決まりました。
本日のテーマはともだちです。
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自分が「成長したい!」と心から願ったとき、
どうすれば最も簡単に成長できるかご存じでしょうか?



それはともだちを選ぶことです。



ともだちを選ぶというと、とても不遜な感じがしますし、
何となく高飛車な、上から目線な感じを受けます。
でも、これは大事なことです。


実は、成績が良くない子供を進学校に入れると、急に成績が伸びることがよくあります。
その集団の中では下の方であっても、平均よりはずっと高い位置にいることになります。


国試受験でも同様のことが起こります。
講義を欠席がちで、成績も良くないグループに属していると、
いつの間にかそれが当たり前になります。
人間はとっても意思の弱い生き物です。
当然、楽な方へ楽な方へと流されていきます。
周囲がそうなのですから、「これではいけない!」などという危機感も生じません。
また、こういうグループは遊びの誘いも多く、メリハリなく時間を過ごしがちです。
そこに身を置けば、こちらも自ずとメリハリのない生活をしてしまいます。


しかし、常に頑張っていて、結果を出している人と一緒にいるとそうはいきません。
勉強をしっかりやって能力を高めている人のそばにいるだけで、こちらも手を抜けなくなります。
そして、その人が身近なモデルとなり自然に能力が底上げされます。

国家試験不合格を3回経験したT君は、
4回目の受験の時に成績トップのI君と友達同士になりました。
以前は欠席がちで、毎日、毎月のテストでも成績は上がらず、
特にそれを改善しようとする様子もありませんでした。
しかし、I君と友達になってから、毎日遅くまで残って勉強し、
さらにテストの結果にもこだわる様になったのです。
思わず、T君に私は
「最近、めちゃ勉強してるやん!頑張り過ぎちゃう?」
と声をかけました。
すると…

「Iは、俺よりもずっと成績がいいのにものすごく勉強してるんですよ!俺があいつより勉強しなかったらダメじゃないですか!」


逆ギレされました。
私にこう言い放ったT君は、見事、I君と一緒に国試合格を果たしました。



実際、不安や愚痴ばかり言う人と一緒にいると
こちらまで不安になってしまうものです。
(心的感染というやつですね。)
「どうせ頑張ったって無駄だよ。」などとネガティブな口ぐせのある友人のそばにいて
迎合していたら人はなかなか伸びません。
かといって「それは違うよ、そんなことはない!」と議論するのも時間とエネルギーの無駄です。
このような人とはできる限りつきあわないようにするのがベストです。


それと同じで、前向きな人といると自分も前向きになれます。


朱に交われば赤くなる



成長したいと思ったら一緒に過ごす相手を意識的に選ぶようにすることが必要です。





とある大学の先生に、
「メディセレの学生さんは他の予備校の子達より元気で明るい。」
と言っていただいたことがあります。
メディセレの講師陣は、私が言うのも何ですが、明るく面白い
そしてポジティブ!
これも一つの心的感染かもしれません。
by Medisere | 2009-08-10 18:15


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