<   2014年 10月 ( 1 )   > この月の画像一覧

脱法ドラッグ最前線~学会へ行こう~

こんにちは。
メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。

みなさん、台風は大丈夫でしたか?
メディセレは東京校は一日休講となりましたが、
神戸・大阪・名古屋は午後から授業を再開をしました。

週末、私は薬物依存関連学会in横浜に参加しました。
c0144883_22323095.jpg


この学会は精神科のドクター、カウンセラー、学校関係者、学校薬剤師と色々な職種の方が参加します。

まずは全国精神科病院調査から、脱法ドラッグ乱用の現状を聞きました。
c0144883_23223362.jpg

覚醒剤の歴史は戦後70年ありますが、脱法ハーブはここ2年の話。
2009年には2店しかなかった脱法ハーブ店は2011年に74店、2012年には93店にまで激増。

脱法ハーブは何が怖いかというと・・・
成分が不明だから!
というこは・・・
何が起こるかわからない!!
更に・・・成分の均一性がない!!!
こわ~。

救急救命のドクターの講演も聞きましたが、
運ばれてきても、成分が明らかになっていないので、対症療法しかできない。

更に科捜研の講演で知りましたが、
血を抜いて検査をするのも「捜査令状」がいるんですって!
もちろん、捜査令状なんて簡単に降りるわけがなく、8時間ぐらいかかり、
令状がおりたから、検査しようと血を抜いても・・・
もう、成分が抜けてしまっていて、結局分析できない・・・
という、歯がゆい法律問題も絡んでいるそうです。

専門病院における脱法ドラッグ依存症の治療の実際についても聞きました。
覚醒剤は捕まりますので、使っていることを秘密にするため、治療が難しくなりますが、
脱法ドラッグは現在、捕まらないので、治療する確率が高いそうです。

ドラッグの生涯経験率は、
アメリカ:48%
イギリス:38%
オーストラリア:36%
ヨーロッパ:30~25%
のなか、
日本:2.5%
と一桁少なくなっており、奇跡の国と言われています。
そんな中、脱法ハーブは捕まらない!ということから、近年増えてきてしまったと思われます。

脱法ハーブという危険ドラッグ。
確かに捕まらないのかもしれませんが、
薬理作用も毒性も解明されていません。

安易な好奇心で、自分を実験台にしないでほしいです。
薬剤師として、この危険性を伝えていこうと思います。
[PR]
by Medisere | 2014-10-06 23:22