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しゃっちょうのアフリカ体験記~チュニジアの薬局~

こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。
昨日に引き続き・・・お菓子屋さんに教えてもらったファーマシーへの道。
あっているのかな?ここらへんのはずだけど・・・
あれ?これ?このマークが薬局?
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ラボ?研究所?
その横?
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診療所でした。
その横?あ、これ???
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こんなマークなんですね。
これがチュニジアの薬局です。
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店構えは薬局には思いません。フランスの薬局に似ています。
ちょっとアメリカの薬局をイメージしていました。
でも日本のようにやはり診療所の近くに薬局があるのですね。
中に入ると、3人の男性薬剤師さん。
「I am a Japanese pharmacist。 Are you pharmacists?」
「YES!」
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第2外国語同士の英語は通じやすい。笑
お互い、乏しい英語同士で交流。
チュニジアでは教育費はほとんどかからないそう。
基本的に小学校(6年間)までは無料で、大学は3年が専門学校、4年が普通の大学、5年が専門的な大学、6年が医学部だそう。薬学は5年行かないといけないのですって。
給与はさすがに聞けませんでした。苦笑。
でも、一般的に大学卒の人の給与は800ディナールとのこと。1ディナールが80円ですから・・・6万4000円?物価は日本の1/3~1/4って感じですね。
チュニジアでも日本と同じように処方箋みたいな指示書を医師からもらって、薬剤師がお渡しするそうですが・・・箱ばかりです。日本のように調剤って感じはしませんでした。
病院は公立病院と、プライベート病院に分かれるそう。プライベート病院は非常に値段が高いので、富裕層しかかかれないとのこと。あ、隣の診療所ね。笑
と、話をしていると、お客さんがいっぱい来られはじめました・・・
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忙しくなりそうだから、See you!

近くにかわいいレストラン発見!メディセレ向きです。
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もちろん、注文したものはフレッシュオレンジジュース!
さ、お腹もいっぱいになったし、まだ聞きたいことがあるから、もう一度薬局にもどろうっと。もう暇になったかな~?と思って、戻ってみると、あ!閉店しちゃってる!
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これまた日本と同じように、お昼休みがあるのですね。
SAMDIとは、土曜日。土曜日は半日。日本と同じですね。
あれ?こんな張り紙も。
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薬剤師のサービス?薬剤師がするサービスを明記してくれています。
左にフランス語、右にアラビア語で書いてくれています。
アラビア語は右から書くので、両側から書いているのですね。おもしろい。
しっかし、アラビア語読めない~。
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by Medisere | 2009-11-27 14:23

学会へ行こう! 4(簡易懸濁法)

こんにちは。
病態生理・薬物治療担当の川上(絢)です。
先週、10/24、25と長崎で開催された「第19回医療薬学会」へ行って参りました。
そう、初めての学会口頭発表を行うしゃっちょうと。
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初めての口頭発表にも関わらずいかがでしょう、この堂々とした
演者っぷりは…。
さすが、しゃっちょうです。
練習を一回もしてない人の様には見えません。
(しゃっちょうの学会発表詳細はこちら→しゃっちょうブログ


さて、今回は長崎 医療薬学会第2段です。
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シンポジウム
薬局・病院で今後必須になる患者中心の薬学的ケア
についてです。
病態生理・薬物治療担当講師の私にとって、このシンポジウムは必須でしょう。
このシンポジウムでは5名の著名な先生方がお話しをされました。
中でもすばらしかったのは、
患者中心の薬学的ケアを目指した職能拡大
倉田 なおみ先生
(昭和大学薬学部薬剤学教室)
です。
病院薬剤師を目指している、あるいは考えている方は、
倉田先生のお話を聞いてみると良いでしょう。
昭和大学の学生さんは幸せ者です。
身近にこんなスーパー先生がいらっしゃるのですから。
大変有名な先生ですが、お会いするととても気さくですてきな先生です。

何で有名なのかというと…今現場で盛んに行われている
倉田式簡易懸濁法
を考案なさった先生なのです。


倉田先生の講演はある医師と看護師とのやりとりから始まります。
それは経管栄養を受けている患者さんに関するものでした。
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そして一言問いかけられます。

「これは患者中心の医療でしょうか?」

ドキッとします。
確かに、チューブが詰まるというのは、患者さんにとって不利益です。
だからっといって太いチューブを入れたまま、というのは患者さんにはつらいものです。
異物感があり、痛く、苦しいものです。
細いチューブの方が快適なのは明らかです。

現在は、医師を頂点としたピラミッド型医療から、
患者中心のチーム医療に移行しています。
薬剤師国家試験でも「患者中心の医療」をテーマにした問題が出題されているくらいです。
倉田先生が感じてこられたのは
患者中心の医療と口では言いながら、実際には実践されてない現実がある
ことです。
また、それに対して
ならば薬剤師に何ができるか
ということも必死に考え続けてこられました。



そんな倉田先生の知恵が簡易懸濁法なのです。


経管栄養※を受けていらっしゃる患者さんに対して薬を投与する場合、
水に薬剤を溶かして(あるいは懸濁して)注入器(注射器のようなもの)で吸い取り、チューブを通して投与します。

ちなみに経管栄養とは…
飲み込む力がない、麻痺などの理由で経口摂取が不可能あるいは不十分な患者に対し、体外から消化管内に通したチューブを用いて流動食を投与する方法です。
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この時、ある問題が生じます。
注入器で吸い取るために、水に薬剤を溶かそうとするのですが、
疎水性の薬剤は水とうまく混ざりません。
また、錠剤ならば「粉砕」してから水に混ぜなければいけませんし、
カプセル剤は、カプセルを開けて中の薬剤を取り出して水と混ぜなければいけません。
時間と手間がかかりすぎます。
さらに、うまく懸濁できていない薬剤や顆粒剤は、注入器に吸い取れませんし、
最悪の場合チューブをつまらせてしまいます。



そこで、これらの問題を解決すべく、倉田先生が考案されたのが
簡易懸濁法
なのです。
簡易懸濁法は「粉砕」の処方であっても投与時に錠剤・カプセル剤をそのまま水に入れて崩壊・懸濁させる方法です。錠剤をつぶしたりカプセルを開封したりする必要がないのです。
カプセルを溶解させるために約55℃の温湯に入れて自然放冷します。
水に入れて崩壊しない錠剤の場合、コーティングを破壊して水に懸濁・崩壊しやすくします。
あとはかき混ぜると注入器で投与可能な懸濁液ができあがります。
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簡易懸濁法をもっと勉強したい方はこちら
   ↓
倉田なおみ監修 簡易懸濁法とは
倉田なおみ先生の簡易懸濁法

すっかり倉田先生のファンになった私は倉田先生のネット動画は全て拝見しました。
私はちょっとしたストーカーでしょう。



カプセル剤のカプセルはゼラチンです。
薬学生なら誰でも知っています。
ゼラチンは水には溶けにくいですが、お湯に入れるとふにゃふにゃになり簡単に懸濁できます。
これぞ、化学を学んだ薬剤師ならではの知恵です。
この簡易懸濁法のおかげで、チューブに薬剤が詰まることも少なくなりましたし、
粉砕する薬剤師の手間と時間の削減にもなりました。
空いた時間で他にも様々な業務をこなすことが可能になります。

こんなにすばらしい簡易懸濁法ですが、注意すべきことがいくつかあります。

1.本当に溶解・懸濁するか?

  (疎水性薬剤は投与時に水に混ざっていないことがある)
2.全量投薬できるか?
3.55℃のお湯の中で医薬品は安定か?
4.複数配合の場合に配合変化はないか?


これらをクリアするためには医薬品の
物性情報
が必要です。
残念ながらこれらの情報は製薬企業をはじめどこからも出されていません。

そこで、倉田先生はデータが無いことを嘆くのではなく、
自ら実験をし、さまざまな医薬品で簡易懸濁法が可能かどうかを検証されました。
その結果は一冊の本にまとめられています。
それがこちら…
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先生のその徹底ぶり、すごすぎです!


倉田先生のモットーは
薬局から薬を出してしまえば終わりではない。
患者さんの体に薬が正しく入るまで責任をもつ。

というもの。


臨床の現場にはこんなにすごすぎる薬剤師の先生方がいらっしゃいます。
やはり、私のつたない文章力ではとてもその講演のすばらしさを伝えることはできません。
このような先生方に会うために、

薬学生諸君、学会へ行こう!
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by Medisere | 2009-11-18 15:58

グルメブログ第二弾!

こんにちは。
メディセレのしょこたん&辻ちゃんです。


・・・を目指している、再登場!合内幸子です。

今回は、グルメリポート第二弾ということで、
またまた “Bigiu(ビジュ)” に行ってきました。前回の“Bigiu(ビジュ)”グルメリポート

今回の目的は、メニューにあった謎の“ちろりん”野菜の真相解明。
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そしてピザを食しに行くことです。

午後8時、学生が帰ったあと学校を出て向かうと、お店の前に店員さんがいました。
すると、「10/31までハロウィン特別コースとなっております」とのこと。
合幸「・・・あのー、ピザは?」
店員「申し訳ありません。コースのみとなっておりまして。」
合幸「・・・(衝撃の事実!)」
残念ながらお店に入る前から目的のうち1つ達成できないことを知ってしまいました。
しかし、(入店するまでに5分くらい悩みましたが)お腹が空いていることには勝てなかったため、入店です。

店内もハロウィン仕様になっていました。
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すると先ほどの店員さんが「本日はおまかせのコース料理となっております。」
それがこれ。
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わお!生ビールとワインが飲み放題!・・・でもお酒が飲めない幸子にとっては全く関係ありません。
そんなことよりも、大事なのは目的2つ目“ちろりん”野菜です。
そこで店員さんに尋ねてみました。
合幸「コース料理にちろりん野菜使われていますか?」
店員「はい。もちろんでございます。」
合幸「良かったー。ちなみに“ちろりん”て何なんですか?」
店員「それはですね、・・・(以下省略)。」

ではここでリポートから得たことをまとめておきます。
ちろりん野菜とは、ちろりん農園で栽培された無農薬有機野菜のこと。
(なんと!そのちろりん農園、愛媛県西条市にあるとのこと。
愛媛県出身の幸子の地元にも出荷しているみたいです。
そのちろりん野菜を使ったレストランが地元にあるみたいなので、いつか食べに行ってみたいです。といいますか、世の中狭いです。)
Bigiu(ビジュ)のシェフがちろりん農園の西川さんの息子?弟?甥?みたいで、←リポート失敗?
産地直送、無農薬有機野菜をBigiuでも使っているのですね。


さて、そんなちろりん野菜を使ったコースメニューを紹介します。
コースはシェフおまかせの料理が出てくるそうです。
周りのテーブルを見渡してみると、お客さんそれぞれ全く別の料理が出されています。

どんな料理が出てくるのでしょうか。ドキドキワクワクです。


アンティパスト(前菜)1:「はまちのカルパッチョ」
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あっさりとしていてウマ!!
ペロリとあっというまに完食です。

アンティパスト(前菜)2:「自家製の鴨のスモーク(と前回も食べたおなじみ自家製パン)」
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待ってました!ちろりん!!!
ちなみに右側奥にある円形のオレンジの野菜はにんじん?かと思いきや
なんと“さつまいも”です。とても甘くておいしかったです。
ちろりん野菜あなどれません。

プリモ・ピアット(1皿目の料理):「生ハムとちろりん野菜のクリームパスタ」
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ここにもたっぷりちろりん野菜が使われています。
この時点で結構お腹いっぱい・・・
ですが、とてもおいしいのでまだまだ食べます。

セコンド・ピアット(2皿目の料理):「真鯛のポアレ」(幸子)
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ここにもちろりん野菜!
魚は皮はパリっと、身はふわっと、ベリ~デリシャ~ッス!


「エゾジカのなんちゃら~クランベリーソース添え~」(合ちゃん)(・・・リポート失敗!)
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クランベリーソースがかかっている為か甘みのあるやわらかいお肉でした。
個人的に、後ろに添えてあるなすび(by ちろりん農園)がお気に入りです。



ドルチェ(デザート):「洋梨のタルトとピスタチオのジェラート」
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お腹がもうパンパンですが、デザートは別腹です。



・・・ピスタチオ!?
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そして食後にコーヒーと紅茶を飲み、ほっと一息。
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どれも本当に美味でした。
そして、お腹いっぱいどころではなく、満腹すぎの大満足です。
これで3000円は本当にお得だと思いました。
本当はビール、ワイン以外のドリンクは2杯目からは追加料金なのですが、
今回目的のピザがないお詫びとして店員さんがサービスしてくれました笑

そのためにも、次こそはピザを食しに行こうと誓った合内幸子でした。

店員さんも優しいBigiu(ビジュ)に、大阪校のみなさんも是非行ってみて下さいね。

※おまけ
Bigiuはトイレもお洒落でした。(トイレにまでデジカメを持って入る幸子・・・)
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by medisere | 2009-11-12 19:55

新型インフルエンザ~薬剤師は優先接種者に含まれず~

こんにちは。
メディセレブログはお久しぶりのしゃっちょうです。

さて、新型インフルエンザの優先予防接種が始まりました。
私の主人が勤務している病院では緊急外来に携わる140人分のワクチンを申し込んだのに、60名分しか配給されなくて、誰から打つ???と新たな問題が巻き起こっております。
さて、その優先接種の医療従事者に薬剤師が含まれていないことはご存知ですか?
 優先接種の対象とする医療従事者について、厚生労働省は「新型患者の治療に直接従事する者」とし、具体的には医師、看護師、准看護師を想定しています。薬剤師など「その他の医療従事者」への接種は各医療機関の判断に委ねられました。このため、病院勤務の薬剤師は優先接種されるケースもありますが、薬局勤務は一般と同じ扱いです。
しかも、このように実際の人数分より少ないワクチンしか届かない現状で、病院薬剤師に投与される確率は非常に低いです。
 実際、吸引式の治療薬リレンザの使い方を指導する際には、患者がせき込むことも多く、薬剤師達がインフルエンザにかかり、薬局に勤務できなくなれば、地域医療に影響が出かねないとも思いますが・・・。
でも、国としては薬剤師は後回しなんですね。

 私たち薬剤師は自分たちの使命、「地域に適正な薬物を適正に服用していただく」ため、まず自己管理をしなければいけません。ワクチンをくれないという不満はとりあえずおいておいて、自分たちの使命を全うすべく、自分たちの知識を持って、自分自身を守り、患者さんの役に立たなければいけません。
また、残念ながらこの事実をしっかりと受け止め、国からも薬剤師は必要だ!と思ってもらえるよう、薬剤師としてスキルアップを図っていきましょうね。
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by Medisere | 2009-11-04 11:42

ぬけがら…

こんにちは。
病態生理・薬物治療担当の川上(絢)です。

先日(11/1)の日曜日のこと…
CBT秋期の講義のため、メディセレ東京校に出勤してみますと…
藤田理恵講師(衛生薬学担当)の机の上に
なにやら気になる物体が。
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なんだこれ?






広げてみますと…
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前回アップされたブログを見て納得です。
そうか!10月31日は異国ではハロウィン。
しかし、この日1日のためにこの衣装を購入し、一人で写真を撮るあたり…
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32歳の私にはマネができません。





私はHAPPY HALLOWEENよりも
ハッピーターンの方が好きです。
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おとなりさんの倉元涼講師の机にハッピーターンが落ちていました。


おいしかったです。
ごちそうさまでした。
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by Medisere | 2009-11-02 15:30