第7回次世代の薬剤師を創る会

皆さんこんにちは。病態生理・薬物治療担当の北川です。

初夏を迎え、半袖で過ごせるような熱気を感じる日々も増えてきました。
が、
そんな熱気にも負けないくらいのアツイ勉強会が6月3日(日)にメディセレ大阪校で開催されました。

その名は
「第7回次世代の薬剤師を創る会」!!

この勉強会は薬剤師の生涯学習を目的に開催されています。
2010年4月18日からスタートし、今回でなんと7回目になります。
今回も多くの薬剤師の先生方に集まっていただき、大盛況となりました。
c0144883_13255080.jpg


今回の次世代の薬剤師を創る会の内容は3部構成で行われました。
第一部:一般口頭発表 4題
第二部:特別講演「薬剤師と医療経済」
     演者:国立社会保障・人口問題研究所所長、西村周三先生
第三部:一般講演「心理教育講座ワーク」
     演者:医療心理学協会代表理事、児島惠美子先生

まず、第一部の一般口頭発表からです。
座長を務めて下さったのは楠本先生(左)と、政田先生(右)です。

c0144883_13261813.jpg


c0144883_13264686.jpg

c0144883_1327666.jpg


一般口頭発表では、4名の先生方が発表して下さいました。
漢方薬の服薬指導、小児の初期救急の話、処方せんの読み間違いがなぜ起こるのかという話など、興味深いものが多かったのですが、
その中でも、私はこちらのテーマに最も興味を持ちました。
そのテーマとは

「病棟薬剤業務実施加算とこれからの薬剤師に期待されること」です!

あえて、再度言っておきますが、私の担当科目は病態生理・薬物治療です!!
その私がなんと、診療報酬に関する話に興味を惹かれていました。

正直、学生時代は診療報酬に興味があったかと言えば・・・・・・・・ありませんでした(笑)
c0144883_13282547.png




当然ですが、そんな私は病院勤務の経験も無ければ、病院薬剤師に関する知識ほとんどありません。
診療報酬なんて、知らない世界の話になろうとしていました・・・

しかし、発表者である安井先生は「病院薬剤師と看護師では一人あたりの病院に貢献する金額の違い」という目線から「病棟薬剤業務実施加算」の話をしてくださいました。
安井先生が発表された内容(あくまで一例です)は、
・病棟薬剤業務加算では、年間約2000万円の収益
・7対1看護(看護師1人が対応する患者数が7人)では、年間約3億円の収益
となっていました。 

私はこれほどまで薬剤師の業務が評価されていないことに衝撃を受けました!

c0144883_14555427.png

まさに寝耳に水です!!

しかし、安井先生は、そこでただショックを受けるのではなく、
「同じ薬剤師のみならず、医師、看護師を教育する薬剤師」になることで、薬剤師の地位を上げていくという話をされました。

そうです!!
共感です!!

薬剤師の専門領域である薬について教育できる!
その薬の知識で医師や看護師をサポートできる薬剤師はすごい!
私もフィールドは違えど、教育のすばらしさを改めて感じました。

c0144883_13362048.jpg

また、発表後の質疑応答でも積極的な意見交換が行われました。
なるほど〜・・・と感じる質問も多く、質疑応答も勉強になりました。
そして、常に知識を吸収されようとする薬剤師の先生方の姿勢!
私も見習わなければなりません。


続いて特別講演では、国立社会保障・人口問題研究所所長、西村周三先生に御講演いただきました。

c0144883_13411317.jpg

医療経済学の権威であられる西村周三先生のお話は
非常に難しく、堅い話で・・・・・・・



と思った方もいるかもしれません。医療経済は難しいと思った方もいるかもしれません。


c0144883_1342490.png

が、
実際はユーモアたっぷりでかつ、難しい医療経済の話を想像しやすく、そしてわかりやすく、講演してくださいました。
日本が抱える少子高齢化問題、そこでこれからの薬剤師はどのように活躍の場を広げるのか・・・・・・
考えさせられる内容も多く、単純に答えが出ない難しい問題でした。

その講演の中で、少しおもしろい話を紹介したいと思います。

「薬剤師の男女比率」の話です。
まだまだ女性比率が高い薬剤師業界。
その女性比率は上がっていると思いますか?それとも下がっていると思いますか?



実は、現在もどんどん男女比率が開いているそうです!!

皆さん知っていましたか?
薬剤師の奥さんが働き、旦那さんは家で家事????そんな時代が来るかもしれません(笑)
こんな事も次世代の薬剤師を創る会では学ぶことができるんです。


そして最後に、我がメディセレのしゃっちょう、児島惠美子先生の講演が行われました。
しゃっちょうテーマは、「心理学から現在の薬学社会を読む」です。

c0144883_1345230.jpg

しゃっちょうは薬剤師でありながら、医療心理学会協会の代表理事でもあります。
そうです。しゃっちょうは薬剤師と心理カウンセラーの2足のわらじを履いています
(実際は2足では足りませんが・・・)。
講演では、童話の「シンデレラ」から、今後薬剤師として活躍するためのヒントを紹介していただきました。


「シンデレラストーリーは、決して偶然ではない。」

この一言でも非常にパンチがありますが、一番印象に残った一言はコチラです。



c0144883_13454416.png


えぇぇぇぇぇっっっっっっっっ〜〜〜!!!!

まさか作戦だったとは!!!

これはどういうことかと言いますと、

シンデレラは継母や姉からのイジメに耐え「明るく」ふるまい日々を過ごします。
そして、お城で舞踏会があることを知り、それに行きたいという「好奇心」を持ちます。
そこで魔女の手助けもあり舞踏会に行くことができましたが、さらにはいきなり王子様と踊ってしまいます。なんという「度胸」。
そして最後はわざとガラスの靴を残し、王子様に探し当ててもらいます。まさにガラスの靴は「後につなげる」働きをしていました。
この姿勢は、これからの薬剤師にも求められるのではないでしょうか。
日々「明るく」、「好奇心」と「度胸」をもって、「後につなげる」事を忘れず、毎日を過ごすことです。

ぜひ、今日から実践して、一緒にシンデレラ薬剤師になりましょう!!



と、「第7回次世代の薬剤師を創る会」のダイジェストを紹介させていただきました。
普段、講師として見ている視点と、また違った視点からの見方ができ、楽しみつつも勉強できました。


そんな「次世代の薬剤師を創る会」ですが・・・
興味をもっていただいた皆様にお知らせです。
「第8回次世代の薬剤師を創る会」9月22日(土・祝)に東京校で開催します。
また、
「第9回次世代の薬剤師を創る会」11月18日(日)に大阪校で開催します。

少しでも「次世代の薬剤師を創る会」に興味を持っていただいた薬剤師の皆さん。
ぜひ、ご参加ください!!

[PR]
by medisere | 2012-06-07 13:59 | 教育


<< 学校薬剤師を見た(前編) 読書のススメVol.6 女子校... >>