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ボランティア活動

皆さん、こんにちは。
東京校事務の青砥です。

GWの連休に、東北太平洋沖地震の被災地へ
一般ボランティアとしてお手伝いに行ってきました。

地震の後、ニュースや新聞・インターネットなどで飛び交う様々な情報や
切実な助けを求める声を読んでは
毎日悶々としていました。
「被災地の方々は何を求めているのだろう?」
「ボランティアとして自分に何かできることがあるのか?」


以前、しゃっちょうが支援物資を震災地へ送って下さった時に
ブログの中で
「皆それぞれが、何かしたいけど、何をしたらいいのか
解らない。って、すごくもどかしい気持ちになりますが、
皆が出来る事を、
できる範囲で精一杯やりましょう!!
というコメントがありました。
ブログ→できることをやっていこう!


そうだ、
始めなくては始まらない。
行動しなくては変わらない。

「とにかく行ってみよう!」と
特殊技術も医療の資格も無く、
男性のように力があるわけでもなく、
ただのボランティア素人ですが
一般ボランティアとして参加を申込みました。



参加したボランティア団体の活動は、
力のある男子が瓦礫撤去、掃除のお手伝い、
女性は炊き出し、支援物資の配付、掃除のお手伝い、でした。
ほとんどがボランティア初めての一般有志でした。

東京から持っていけるだけの物資をトラックに積んで運び
必要とおっしゃる方にお渡ししました。


自転車泥棒??と思われるほどの積み方です。↓ ↓ 
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今回、訪れたのは、宮城県石巻市鹿妻。
海から歩いて10分圏内。
家屋は多数が全壊もしくは半壊。
住民の方々の家はどちらも泥&がれきだらけでした。
私が訪れた5月には、電気・水道が復活していましたが、
その10日前まではロウソクで生活しておられたとのことでした。
支援物資が届き炊き出しが始まるまで、
5日間、食パン1枚を一緒に住んでいる5人の方達と分けて
生き抜くなど、過酷な状況だったようです。
人々のストレスが溜り、鹿妻町付近では強盗が150件以上、
治安が悪くなってしまったとお聞きました。


被災地の方から話を聞くと、震災・津波に対して
危機感の高い地区だったという事がよくわかりました。
阪神大震災の後に、住宅を耐震設計に改築し、
津波に対しても訓練を日頃から行っていた、とのことでした。
ですから、地震(2回揺れたにも関わらず)では
建物は壊れもせず、無事だったのだそうです。
なのに、津波が来て全てを破壊しさらってしまった、と。
破壊のひどい箇所では電柱が根こそぎ、もしくはつづら折りになっていました。
そして、ビルの鉄筋部分が折れ曲がっている、という状態。
津波の水流によって、いったい何トンの負荷がかかったのか?と
あらためて津波の恐ろしさを感じました。


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ボランティアメンバーはがれきを運んで運んで運んで、ひたすら掃除しました。
本当に少し、少しずつであっても、がれきが減りきれいになっていく様子は
とても気持ちのいいものです。

掃除には高圧洗浄機を使いました。

高圧洗浄機とはこんなのです。↓ ↓ 
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「電気ポンプにて高圧に加圧された水道水を強力噴射することにより、泥などのガンコな汚れを洗い流す・・・・」
というスグレもの。


ビフォー(before)
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↓↓
こうなって

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↓↓
こんな感じになっていきます。
アフター(after)
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お掃除のお手伝いをさせて頂いた中に
「隣のお宅のお庭と畑をきれいにしたい」という御依頼(Iさん)がありました。

Iさんのお隣の方が今回の津波によって亡くなられ、
「せめてお庭と畑だけでも掃除してあげたい」というものでした。
Iさんご自身も娘さんがお亡くなりになり、ご自宅に被害を受けて
現在は小学校の体育館で避難所生活をしておられるにもかかわらず。
言葉を失いました。
「人と人とのつながり」を感じました。


被災地の方々はなかなか表には出しませんが、
其々に大変な中で毎日を過ごしており、
どなたも「話す」という交流を求めていらっしゃると感じました。
道を尋ねただけなのに家にあげてお茶を出して下さったり、
炊き出しお弁当で食事をご一緒させていただいたり、
いつも5分で話が終わることはありませんでした。

ボランティアとしてのお手伝いは小さな力ですが、
一緒にお茶を飲んで話をするだけで
とても温かく迎え明るい笑顔を見せて喜んで下さることに驚き、
胸がいっぱいになりました。

私が訪れた時はまだ近隣の病院や薬局が開いておらず、
更に、配給や炊き出しのみの食事が続く中で
健康面を心配している方が多くいらっしゃいました。
残念ながら、私は知識が無く専門的な話ができませんでしたが
すこしでも薬学の知識があり、そういった面から話をお伺いすることができれば
とても大きな支援になのでは、と思いました。


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何も分からず飛び込んだボランティアでしたが
被災地の皆さんの笑顔。
何にも代えられない大きなプレゼントでした。

復興への道は長く険しい道だと思いますが
少しずつ、一歩一歩進んでいます。




被災地にいる間に雨が降った翌日、虹がかかりました。
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そうです。
雨はいつか降りやみます。
始めなくては始まらない。
行動しなくては変わらない。
出してみなくては懸賞も当たらない。


GWが終わり、Medisereでは
ベーシックコースが始まりました。
国家試験への強い思いを胸に受講生の皆さんが
申し込んでくださいました。

一歩一歩、一緒に進んでいきましょう!!
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by medisere | 2011-05-12 18:56


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