2010年 ノーベル化学賞(鈴木章名誉教授)のことば

こんにちは。

Medical Serendipity(メディカル セレンディピティ)こと
Medisere(メディセレ) 衛生薬学担当の小倉です。


先日、ノーベル化学賞受賞者の発表が行われました。


2010年10月6日、
スウェーデン王立科学アカデミーは、
2010年のノーベル化学賞を
根岸英一(米パデュー大学)特別教授、
鈴木章(北海道大学)名誉教授、
リチャード・F・ヘック(米デラウェア大学)名誉教授、3氏に授与すると発表した。
高血圧症の治療薬や液晶材料など多様な工業物質の製造に
必須の合成法を開発したことを評価した。
(中略)
3氏への授賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒クロスカップリング」。
医薬品や電子材料など様々な工業物質を
効率よく合成する革新的な手法である「クロスカップリング反応」を開発した。
(引用:日本経済新聞)



カップリング反応とは、
2つのものを結合させる化学反応」の一般名称で、
特に異なる二つのものがくっつく反応の場合を
クロスカップリング(cross coupling)と呼びます。

金属を触媒として利用し、それまで難しかったベンゼン環の炭素同士を
クロスカップリングさせ新しい物質を作るのです。

その触媒として有効だったのが、
御三方の使ったパラジウムという金属です。

2010年ノーベル化学賞はこのカップリング反応のうち、
ヘック反応・根岸カップリング・鈴木・宮浦カップリングの合成方法を
確立した3者に授与されました。



そして、会見における鈴木章(北海道大学)名誉教授の言葉に僕は感銘を受けました。

「チャンスは、研究者だけではなく、どのようなヒトにもある。
 そのチャンスをうまい具合に利用するか、しないか。
 
 どこが不明なのか、新しいということはどのようなことか、
 それを一生懸命努力する。
 
 そのような対応がなければ、
 Serendipityセレンディピティ)に出会うことはない。

 そのなかには当然、幸運なこと、幸運ではないことはあるが、
 しかし、努力がないと、それはない。
 Serendipityセレンディピティ)を見つける努力が必要である。」



「自然科学は、日本には絶対必要。
 そのような分野を強化しなければ日本はこれから進歩しない。
 色々なヒトに入ってきてほしい。」

と、最後に締めくくっていました。




Serendipityセレンディピティ) 】
何かを探しているときに、
思いがけない、探しているものとは別の価値あるものを手にする才能・能力



Medisereメディセレ)の社名は「Medical Serendipity」の造語です
Medisereメディセレ)は、
Serendipity」をもとに、
一生のうちのたくさんの出会いと人との関わりを大切にしています

すべての出会いが何か必ず意味を持っていると考えています




化学の世界に限らず、
まさにどこでもSerendipityセレンディピティ)は転がっているのかもしれません。


いつも観察することを忘れず、探求する心を忘れず、
また明日から新たにがんばろうと思いました。


今回の受賞に心より敬意を表します。
おめでとうございます。

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by Medisere | 2010-10-13 17:11


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