読書のススメVol.3 ハンバーガー統計学

こんにちは。病態生理・薬物治療の川上(絢)です。
突然ですが、統計学って面白いですね。

薬剤師国家試験にも出題数は多くありませんが、
「総論・検定」という項目で統計学に関する内容が出題されます。
「検定」を理解するには統計学の基礎知識が必要ですからね。

今年の春、「統計学を勉強したいなぁ」という思いが私の頭をよぎっておりました。
春は何かと新しいことを始めたくなる季節ですから。
しかし、統計学のベーシックとされる本は、例外なく

Σや√を多用した、
なぜそんなことになっちゃったのか
と我々を驚かせてくれるような
理解不能の数式を羅列し
(ある意味丁寧に)解説してくれています。

考えすぎかもしれませんが
Σや√を使った数式が理解できない
君にはこの本を読む資格はないねぇ…


と語りかけられているようで、
第1印象からよくありません。
そういった姿勢の本など、こちらからお断りです!

そんなとき、ふとひらめきました。
私にはMR経験をもつ妹がいた!と…
製薬企業に勤めるMRさんは、検定について社内の研修で学んでいることが多いのです。
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すると、いつもおねーちゃんに物をねだってばかりいる妹から
とても面白いホームページを紹介してもらいました。
それがこちらの

ハンバーガーショップで学ぶ楽しい統計学
    ─ 平均から分散分析まで ─
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です。
ショップの店員さんらしき人のひげが濃いこと
右足を高く上げたままつま先立ちしていること

など、やや気になる点はあるものの
とてもわかりやすく統計学を解説して下さっています。
時々、ひげをそり忘れたまま笑いかけてきてくれます。
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たいていの場合、「楽しい」統計学や「わかりやすい」統計学などと
自分から謳っている本に限ってたいしたことがないものですが、
このハンバーガー統計学は違います。
平均値や標準偏差の概念を、わくわくバーガーともぐもぐバーガーという
ハンバーガーショップのポテトの長さを比較するという具体例を用いて
わかりやすく説明してくれます。
また、過去問題を解いていると一度は「何じゃコレ?」思う
χ2(カイ二乗)検定や帰無仮説(キムカセツ)についても
チキンとポテトの売り上げを例に、解説してくれています。
例が身近である上に、文章も理解しやすいように工夫されています。
しかも実践できるようにExcelを使った演習も随所にちりばめられており、
これを作成した方のレベルの高さを伺うことができます。

そして、最も驚くべき事はこれが
無料

ということです。



皆さんも検定(あるいは統計学)を学びたいと思ったときには、ぜひ
ハンバーガーショップで学ぶ楽しい統計学
    ─ 平均から分散分析まで ─
をご覧下さい。







この内容が本になっていたら、絶対売れるのに!
と思っていたら、本になっていました。
もちろん即、購入!
ホームページよりもさらにわかりやすくなっています。
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価格は1680円とお手頃で、イラストがかわいらしく今風です。
主人公はエミ(メディセレのしゃっちょうと同じ名前?)という女の子です。
ひげの濃い店員さんは出演しません。
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by Medisere | 2010-07-02 15:52


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