薬剤師のお仕事2

こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。

さて昨年度、中学校1年生に職業講話として、「薬剤師のお仕事」を話しに行ったことをブログに書きましたが、
今度は小学校5年生に「薬剤師のお仕事」を話して欲しいというご依頼を頂き、お話に行ってきました。
「高学年に入り、だんだん授業が荒れてきているので、ご迷惑をおかけするかもしれません・・・。また、複雑な家庭の子が多く、兄弟みんながお父さんが違うという境遇の子も多いです。初めての試みですので、失礼な態度で授業を受けるかもしれませんが・・・」
とちょっと、不安に思ってしまう依頼のされかたでしたが、
「私でお役に立てるのであれば・・・」
ということで、行ってきました。
5年生全員ですので、体育館でお願いしますということでしたが、5年生全員といっても、40人の2クラス。80人です。少ないです。
私も公立出身ですが、私の時は小学校は45人5クラス、中学校は9クラスというマンモスでしたので、「少子化」というものをまざまざと感じました。

そして、チャイムがなると、先生方が「うるさい!」「静かにしろ!」「きちんと座れ!」
と、先生怖い・・・笑。先生、大変だなぁ~と思いました。
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さて、いざ始めて見ると、5年生なのに、茶髪も制服みじか!ちゃんも、ちょっと手を加えている学ラン君もいます。しかものっけから横向いています。先生に無理矢理前に向かされていて、ムッとしています。
これはきつい・・・。しかし、中身は小学生。参加型の講義で行こう!
小学生が興味のあることは・・・お金か?ということで、
「薬には1つ1つ値段が決まっていますが、これはいくらの錠剤だと思いますか?」
「10円」「300円」「1000円!」
色んな意見が出ます。私が持って行ったのは「ヨーデルS」
ヨーデルSはセンナ含有の便秘薬。
薬の効能を考え「良く出る」ということから「ヨーデル」と実は私の父が命名いたしました。
「この薬は1錠7.7円です」
「え~安~!」
「名前はヨーデル。なんの薬でしょう?」
「・・・便秘!」
父のネーミングは成功ですね。
「では、次にこの注射剤はいくらでしょうか?」
リュープロレリンマイクロスフェアを見せました。
これはDDSで非常に重要な薬ですよね。国家試験の山ですよ。
ピンと来ますか?
生体内分解性高分子である乳酸グリコール酸共重合体に、リュープロレリンを封入することにより、4週間の効果があるという、コントロールドリリース製剤ですよね。LHーRH誘導体なので、前立腺癌に適応がありますが、腫瘍組織への標的化ではないよ。持続化が目的だよ!というのです。思い出してくれました?
「5円」「100円」「1000円」と色んな意見が・・・
「実は・・・8万7千円です。」
「た、高~!」
つかみはオッケイです。笑
その後は茶髪も規格外学ラン君も校則違反の短いスカートちゃんも、どんどん参加してくれました。
いやぁ、みんなかわいかったですね~。
色んな話をしてきました。
小道具(いろんな薬)を持って行って、それを使って授業をしましたので、終了後、子供達がいっぱい話しに来てくれました。
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「先生、俺、ハルシオン、知ってるで。これ、ハルシオンやろ~」
「え?すごいね。よく知ってるね。」
「ふふふ。」
茶髪君、得意気です。でも、しゃっちょう、ある意味心配です。
「これ、飲んだら眠くなるからあかんよ。」
「え、あかんの?」
やっぱり・・・。
薬教育をこんこんとしてきました。笑
「先生、これ、こうやって使うんやろ~」
と点鼻薬を点眼する、規格外学ラン君。
「あ・・・違うよ!」という声も聞かぬまま、投与し・・・
「違うの???」後の祭りでした。
ナファゾリン点鼻薬(適応:鼻づまり)でしたので、まぁ、いっか。
私は子供達に、薬剤師というお仕事に興味を持ってもらうことと、ご両親がお仕事を頑張っているんだということをわかってもらいたかったのですが、この2点はきちんと伝わっていたようで、
終了後のアンケートに
「私も薬剤師になりたいと思いました。」とか
「お父さんに優しくしてあげようと思いました」
とか書いてくれていて、みんな素直でやさしいなぁ子達だったなぁと思いました。
そして、この字は学校の先生だなというアンケートに
「私も薬剤師に転職したいです・・・」という切実なアンケートがあり・・・・笑
ということで、薬剤師になりたいと思ってくれる、小学生、中学生(大人も?笑)が居るのですから、
もう少しで薬剤師になれる所まで来ているみんな、後もう少しだから、頑張ろうね!
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by Medisere | 2009-01-26 02:28


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